素敵な保育士!ミホせんせい

柚子ちゃんはうちの一人目の女児です。大和高田で保育士の求人を求めているとここにはこの場合一般的には新しい可愛いお洋服を次々買い過ぎてしまうということが多いのでしょうが家は事情がちょっと違っています。母子家庭ということもあるのですが、ちょっと年上の従妹が複数いてそれこそ次々に新しいお洋服が回って来ます。実は一度も新品を買ったことがなかったのですが、思いがけず新品のズボンを履かせてあげることが出来たのです。「ゆい先生ありがとう」という一言に尽きるエピソードをお話します。神戸でもインターナショナルスクールといえるのはその日も「柚子ちゃんごめんね」という思いでギリギリにお迎えに行くと、担任のゆい先生がもう一人のベテランの担任の先生とただならぬ表情で立っていました。「どうしたんだろう柚子ちゃんに何かあったのかな?」とドキドキしていると、ゆい先生が「ごめんなさい」と涙目で言うのです。「えっ!柚子ちゃんに何かあったの?」と思い保育室を見ると、ニコニコ遊んでいるのが奥に見えひとまず安心しました。「えっ!どうしたんですか?」と声に出すと、また「ごめんなさい」と朝お着替えの箱に入れて置いた黒いズボンを手渡されました。神戸ならインターナショナルスクールが沢山あるのでよく見ると一部茶色に変色していました。「これですか?」と私が言うと「はい、ごめんなさい、私が漂白剤の付いた手で触ってしまって」と思いつめたような声でゆい先生が言いました。「全然良いです、こんな毛玉だらけのズボン」。ベテランの先生が「本当にすみません、こちらのミスですから、同じものを買ってお返ししますので」、「大丈夫ですよ気にしないでください」と返しました。これからは奈良から話題の保育園をこんなにもっとその日はちょっとまだらに茶色になったズボンを持ち帰りました。涙目だったゆい先生の顔が頭に焼きついてかえって申し訳ない気持ちでいました。週明けゆい先生が全く同じズボンを差し出して「本当に申し訳ありませんでした」とまた謝られてしまいました。「本当にいいんですよ、お下がりですから、かえってすみません」と言って新品のズボンを受取出勤しました。「すみません、じゃなくて、ありがとう」かと思いながらです。買うお金が全くない訳じゃないのに、なかなか買ってあげられなかった新品の洋服。ゆい先生のおかげで柚子ちゃんにプレゼント出来ました。次の朝早速着せて登園させました。「ゆい先生ありがとうございます!」。

投稿者 l0ofh0