保育園には行かなかった僕の幼稚園の先生との懐かしい思い出

生理的に合わなかったのか、この神戸でインターナショナルスクールとはもっとも保育園は通い始めてから三カ月ぐらいでやめてしまいました。そこから、しばらく家にいたのですが、独りぼっちはつまらないものです。家族もそんな僕のことを心配したのでしょう。幼稚園なら合うんじゃないかと僕を連れて行ったのです。初めは泣きました。母親と離れることが寂しかったのです。それでも幼稚園の担任の太田先生に僕はだんだん懐いていきました。ある日のことです。人気の保育園を奈良の大和高田でもこんなにいつものように太田先生に話しかけようと僕は近づいて行きました。その時、口をついて出た言葉が「おかあさん」だったのです。そうです。母親と先生を言い間違えてしまったのです。僕は耳まで真っ赤になってしまいました。とんでもなく恥ずかしかったわけです。けれども、大田先生は微笑を浮かべ、「おかあさんって言って貰えて嬉しかった」と話すではありませんか。僕はもう何が何だか分からなくなって、これから保育園を奈良市内で探してみるとどうもやうっかり「おかあさん」と先生のことを呼んでしまいました。完全に頭が沸騰しているような状態でした。しかし、太田先生は「先生はね、みんなのこと自分の子供と思っているの」と明朗に話をしてくれました。だから、嬉しかったと言うのです。今となっては幼き頃の良い思い出です。ここでは神戸がインターナショナルスクールからはきっと太田先生とは今でも定期的に手紙のやりとりをしています。

投稿者 l0ofh0