夕暮れ時、家路につく人々の流れを眺めながら、「明日もまた同じ一日が始まるのか」と、少しだけ心が重くなってはいませんか? かつての私はそうでした。子どもたちの笑顔は守りたいけれど、自分の心はいつもすり減っていて、鏡に映る自分の笑顔がどこか頼りなく見えてしまう……。もしあなたが、今そんな「やり場のない息苦しさ」の中にいるのなら、少しだけ立ち止まって、この手紙を読んでほしいのです。私は今、奈良県の大和高田という街で、ようやく自分らしい呼吸を取り戻すことができました。あなたがもし、もう一度 奈良で保育士として輝く未来を、ほんの少しでも想像できるのなら、私たちが用意している「新しい居場所」の話をさせてください。


1. デジタルは、あなたの「心」を守るための魔法

「保育は手作りでなきゃ」「効率を求めるのは冷たい」。そんな言葉に、自分自身を縛り付けてはいませんか? 私たちの園がICTを積極的に導入したのは、決して業務を「機械的」にするためではありません。むしろ、その逆です。 連絡帳のデジタル化や、タブレットでの記録。これらはすべて、あなたの指からペンを置き、その分、子どもの小さな手を握る時間を増やすためのものです。山のような書類と向き合う時間を削り、目の前で今まさに成長しようとしている命と向き合う時間を最大化する。 「効率化」とは、あなたの中に「ゆとり」という名の魔法をかけること。そのゆとりがあって初めて、私たちは子どもの微細な心の揺れに、本当の意味で寄り添えるようになるのだと、私はここで教えてもらいました。

2. 「完璧な先生」ではなく「一人の人間」として

ここでは、誰かがミスをしたときに、それを責める人はいません。「どうして?」と問い詰める代わりに、「次からはどうすれば楽にできるかな?」と一緒に考える仲間がいます。 私たちは、一人の先生にすべてを背負わせることはしません。得意なことがあればそれを活かし、苦手なことがあれば誰かがそっとフォローする。そんな「お互い様」の精神が、当たり前の文化として息づいています。 失敗してもいい、弱音を吐いてもいい。あなたが「一人の人間」として大切にされていると実感できるからこそ、子どもたちに対しても、ありのままの自分を受け入れる大切さを伝えられる。そんな、心理的安全性の高いチームが、あなたの帰りを待っています。

3. 大和高田という、懐かしくて温かなキャンバス

大和高田という街は、不思議な場所です。大阪まで電車ですぐに出られる利便性がありながら、一歩路地に入れば、悠久の歴史を感じる神社の杜や、昔ながらの商店街が広がっています。 お散歩に出れば、近所の方が「今日はいい天気やね」と声をかけてくれる。都会のトゲトゲした空気感はなく、穏やかな時間が流れています。

仕事で心地よい汗をかいた帰り道、夕日に染まる二上山を眺めながら、「ああ、今日もいい一日だった」と深呼吸する。そんな、オンとオフが自然に溶け合う環境が、あなたのキャリアをより豊かに、より持続可能なものにしてくれるはずです。

4. あなたの「これから」を、一緒に祝福したい

人生には、たくさんの物語があります。結婚、出産、そしていつか訪れるかもしれない復職の時。 私たちは、制度としての産休・育休があるのは当然として、それを「実際に、笑顔で利用できる」空気を何よりも大切にしています。ライフステージが変わっても、大好きな保育の仕事をあきらめなくていい。あなたの人生が豊かになることを、組織全体で喜び、支え合える場所。 あなたが自分自身の人生を愛しているからこそ、子どもたちに「世界はこんなにも温かいんだよ」と教えることができる。私たちはそう信じています。

結びに

今の職場を離れることは、とても勇気がいることかもしれません。 でも、もしあなたの心の中にある「子どもが好き」という真っ直ぐな想いが、今の環境で押し潰されそうになっているのなら……。 どうか、自分を救ってあげてください。 ここには、あなたの経験も、迷いも、すべてを包み込む準備ができている仲間がいます。 特別なスキルなんていりません。ただ、もう一度、心からの笑顔で子どもたちと向き合いたい。その想いだけを持って、私たちの門を叩いてください。

大和高田の空は、今日も広く、あなたの新しい一歩を待っています。 いつか、あなたと笑顔で「おかえりなさい」と言い合える日を楽しみにしています。