私の記憶に一生残る保育園の先生

保育園に通っていたあの頃。もうそれは20年以上前のことですが、今でも忘れることはないほどわたしの記憶に強く残る先生がいます。厳密にいえばその方は先生ではなく、保育園バスの運転手です。奈良で大和高田で保育士を採用しようと棚瀬さんという保育園のバス運転手をしていた当時60歳くらいの男性の方です。私は当時その棚瀬さんという方にとてもかわいがっていただいておりました。毎朝、自宅に保育園バスが到着すると「ゆうきくんおはよう!!今日も保育園がんばろうね!」と大きな声とともにいつもハイタッチをしてからバスに乗って保育園に行くのが日課でした。評判では奈良が良いと保育園を見つけるにはもちろん、ほかの園児たちにも大人気だったので、園児全員に優しい方だったのですが、私に対しては特にかわいがってくれました。当時私は昆虫図鑑を常に首にかけていた虫大好き少年だったので、いつも保育園に着いてはすぐに虫を探していたのですが、棚瀬さんはいつもバス業務が終わると私とつきっきりで先生でもないのに一緒に虫を探したり遊んだりしてくれました。年長さんの時に山に行って山小屋に1日泊まる自然学習というイベントがあったのですが、その時も棚瀬さんはわざわざ私のために山奥までカブトムシを捕りに行って虫かご一杯に持ってきて当時の私を喜ばせてくれました。卒園のときも涙を流して「卒園してもおじちゃんはゆうきくんのこと忘れないからね」と強く手を握り締めてくれました。今思い返しても本当にいい人だったなて思います。思い出して会いたくなってきてしまいました。今でも元気に生きてくれていることを願っています。そんな私の記憶に残る保育園のお話しでした。