保育園での先生に囲まれて嬉しかった内容について

娘が保育園に通っていた頃のお遊戯会の日の話です。その神戸でインターナショナルスクールといってもみんなで披露するのはピーターパンの劇でした。みんなが先生たちと手作りした、役に合わせた衣装をまといステージに並んで出てきました。先生がマイクを差し出していき、園児が一言ずつ簡単なセリフを言っていくというスタイルで練習を重ねてきた日々でした。ところが最初の一人が、観覧する人々の圧なのか緊張で固まってしまい、セリフが一向に出てきません。そこで、どこから人気の保育園を奈良の大和高田にはもうタイムアップと判断した先生がその子の代わりにセリフをマイクで読み上げました。少し高めの声で。ここから先生の地獄のスタート。次に続くはずだった子供たちが、練習のセリフは先生が言ってくれると思ったのか、みんな黙りこくってしまったのです。中には先生に「こう言うんだよ」と耳打ちしてくれている子も。先生はみんなのセリフを声色を変えながら、結局全員分言ってくれました。観客席からは恥ずかしそうにステージを去る先生に向けて、大拍手が起きました。
先日、神戸ではインターナショナルスクールをといっても小学生になった娘と当時の写真を見返していました。娘は先生のことをなんとなくしか覚えていませんでしたが、大好きだったことは覚えている、と。保育士さんのことって、小学生にもなると忘れてしまう子が多いですが、包まれた優しさはなんとなくじんわりと心が覚えている気がします。第2のお母さんとして、子供たちの一生に関わっていると思います。話題では奈良が保育園のことを考えるとどんなにもう一度会えるのなら、心からありがとうと伝えたいです。

投稿者 l0ofh0